未分類 桜鱸~急~ 一瞬たりとも静止をすることはないその物質は刻一刻と変化を続けていた。 全ての運動は宇宙誕生レベルやそれ以前に既に決まっているなんて話もあるが、今夜は前日の雨の影響を受け、下げの流れがいつもよりも格段に効いている。 水面の桜はそ... 2018.05.07 未分類釣行記
釣行記 桜鱸~破~ 桜を散らす雨が降った。 新たな出逢いを連想させる花の頼りを合図に、再びその場所で彼と会った。 2人とも学生だった時には、1週間の内、10回でも11回でも釣りに繰り出した彼だ。 一足先に卒業していった彼は、社会人と... 2018.04.19 釣行記
釣行記 桜鱸~序~ 新緑萌える季節へと向かっている。 それは生き物、動物が増えるということと同じだ。 微生物、昆虫、小動物…それぞれがそれぞれの世界で活動を本格的にする。 身近な所では、燕の巣の雛が大きくなり、給餌をねだる声が一段と大きくな... 2018.04.12 釣行記
未分類 伝説の地磯 と人は謳う その昔、この地では鱸の大漁が釣り人の勲章であり、一度その地磯へ向かえば、険しい地磯への道中と引き換えに、持って帰るのを躊躇うほどの大漁が約束されていたと言う。 その地磯は、こう呼ばれた。 「伝説の地磯」であると。 地磯へ... 2017.10.15 未分類
未分類 釣果が自分の好きなスタイルを教えてくれた フルキャストしても届くか届かないかのギリギリを撃ちぬき 風にラインを整えてもらって そのまま流れにラインを預ける。 リップに少しだけ圧を感じながら 流す、流す、流す...。 50m先で水面が爆発したかと思えば... 2017.07.07 未分類釣行記
未分類 TP-0014 届いた。 シマノ トリプルインパクト0014 このルアーのルーツを聞いた時から、昂ぶる気持ちを抑え切れない。 その人は、何を見てきたのだろう。 何がこのルアーの中に流れてるんだろう。 そんな事... 2017.06.28 未分類
未分類 あの淵は 10数年前、川虫をつけてハエ釣りに繰り出していたあの淵は。 ハエ釣りのはずが、ヤマメを釣り上げて大絶叫したあの淵は。 馬鹿でかい魚影がスーっと消えていったあの淵は。 その姿を留めることなくなくとも、その匂いだけは変わらず... 2017.06.15 未分類
未分類 対話 ある人は、農園をやっていた。 農園では、コーヒーを育てていた。 その人は言った。 「お前は水やりを頼むよ。水をやりながら、コーヒーに声をかけてみな。コーヒー、何かの形で返事してくれるぜ。」 聞こえなかった。 ... 2017.05.21 未分類
釣行記 Last moment またダラダラと長い話をする。 死を語る歳ではないのかもしれない。 僕自身が、仮死状態とか、昏睡状態だとか、そういった類いの経験をしたわけではない。 ただ、身内が亡くなる前夜という状況は、幼い頃から幾度も立ち会ってきた。お... 2017.05.19 釣行記
未分類 喜びを分かち合う、という事 僕には2つ歳上の兄がいる。 ともに幼少期よりサビキやちょい投げキス釣りを楽しんで成長したが、高校生にもなるとお互いやらなくなった。僕は大学生になってからシーバスのルアーフィッシングにのめり込み、兄も僕に2年ほど遅れて... 2017.03.02 未分類