今回は、シマノのフリースタイルロッド、
「キャプチャー 1711H-SB/2」
を河川のシーバス釣りで実際に使ってきました。
キャプチャー1711H-SB/2は、一般的なシーバスロッドとはかなり方向性の違う、強靭なパワーロッドです。
メーカーが想定しているターゲットも、ブラックバスだけではありません。
2ozクラスのビッグベイトから、さらに大型の魚まで視野に入れた「獲るためのマージン」を持ったロッドです。
そんなロッドを、今回は河川のシーバスで使用。
アガケ95Fとゴリアテハイ145Fをメインに使った釣りで、実際にシーバスを2匹キャッチすることができました。
この記事では、まずキャプチャー1711H-SB/2のスペックを紹介し、その後、実際の河川シーバスで使って感じたことを詳しく書いていきます。
キャプチャー1711H-SB/2のスペック
まずは基本スペックから。
| 項目 | スペック |
| モデル | キャプチャー 1711H-SB/2 |
| 全長 | 7’11”(2.41m) |
| 継数 | 2本 |
| 仕舞寸法 | 130cm |
| 自重 | 175g |
| テーパー | RF |
| 先径 | 1.9mm |
| ルアーウェイト | 10~100g |
| ナイロン・フロロ | 12~25lb |
| PEライン | MAX 5号 |
| グリップ長 | 330mm |
| カーボン含有率 | 99.3% |
※スペックはシマノ公式製品情報を参照。(Shimano Fishing)
定価は税別45,000円、税込では49,500円です。(シマノフィッシングサービス)
7フィート11インチという絶妙なレングス
1711H-SB/2は7フィート11インチ。
約2.41mです。
シーバスロッドとして考えると、決して極端に長いロッドではありません。
むしろ河川のシーバスでは扱いやすい部類の長さです。
しかし、このロッドの特徴は長さよりも「パワー」そして「ルアー重量の対応範囲の広さ」。
ルアーウェイトはなんと10~100g。
PEラインはMAX5号。
一般的なシーバスロッドとは明らかに違うスペックです。
キャプチャー1711H-SB/2は「獲るためのロッド」
1711H-SB/2は、3~5lbクラスのターゲットにはオーバースペックとしながらも、想定外の大型魚にも対応できるように設計されています。
また、10g程度のルアーも扱いながら、2~3ozクラスのビッグベイトを扱うことも想定されています。
つまり、
「掛けた魚を確実に獲るための余裕を持ったロッド」
でありながら、
「大体のシーバスプラグなら何でも扱える汎用性を持ったロッド」
とも言えるスペックです。
この部分が、今回シーバスで使ってみようと思った大きな理由です。
今回の釣行は河川のシーバス
合わせるリールは23ANTARES DC MD。
釣り方は、巻き及び流れを利用したドリフトです。
ルアーを無理に動かすのではなく、川の流れにルアーを乗せながらシーバスのいるコースを通していきます。
今回使用したルアーは2種類。
- シマノ アガケ95F 13g (2026年11月現在、カタログ未掲載!残念・・・)
- シマノ ゴリアテハイ145F 25g
です。
表層付近主体に攻めつつ、サイズの違う2つのルアーを使い分けながら、流れの中を探っていきました。
最初に使ったのは、
「アガケ95F」
です。
95mmクラスのフローティングミノーなので、河川のシーバスでは比較的扱いやすいサイズ。
流れの中に入れて、ルアーを流しながらシーバスの反応を探していきます。
キャプチャー1711H-SB/2で投げてみると、まず感じたのが、
「なんだこのロッド!投げれるぞ!」
ということ。
アガケ95Fは、13g。
一般的なビッグベイト対応ロッドで投げると「軽すぎる」と感じるルアーでも、このロッドではピュッとはじき出せます。
ドリフトで使ってみると意外と扱いやすい
ここが今回、一番面白かったところです。
スペックだけを見ると、
「こんなゴツいロッドでシーバスのドリフトができるの?」
と思う人もいると思います。
ところが実際に使ってみると、思っていたほど扱いにくくありません。
それどころか、7フィート11インチという長さのおかげで、河川でのキャストやルアー操作は十分にしやすい。
そして流れの中でルアーを操作していると、繊細に仕上げられたティップの恩恵で、感度面でも十分な性能を有していることが分かります。
重量級ルアーロッドによくありがちな「先端まで棒」状態ではなく、流れの強弱に絶妙に追従してくれるティップでした。
そしてシーバスがヒット
流れにルアーを入れて、ドリフトさせていきます。
ルアーを流れに乗せながら、シーバスが着いていそうなコースを通していく。
すると、足元で
「バフッ!!」
とバイト。
シーバスがヒットしました。
キャプチャー1711H-SB/2でシーバスを掛けてまず感じたのは、やはりバットの強さ。
魚が走っても、言わずもがな、ロッドにはまだかなり余裕があります。
魚に主導権を一切与えず、こちらから魚を寄せていくことができます。
無事に1匹目をキャッチ。68CMくらいの元気なフッコ。

次はゴリアテハイ145F
続いて使用したのが、
シマノ エクスセンス ゴリアテハイ145F ジェットブースト
です。
ゴリアテハイ145Fは145mm、25gのフローティングミノー。
そして、このルアーはシーバスのドリフトとの相性が非常に良いルアーです。
シマノ自身も「落ちアユ、ドリフトにマッチ」としています。(Shimano Fishing)
今回はこのゴリアテハイ145Fを流れに乗せて、さらに広い範囲を探っていきました。
ゴリアテハイ145Fとの組み合わせがかなり良い
145mm、25gのゴリアテハイ145Fをキャプチャー1711H-SB/2で投げると、やはりロッドにはかなり余裕があります。
25g程度では、1711H-SB/2のパワーを使い切っている感じはありません。
しかし、その分キャストに無理・無駄がありません。
ルアーを安定して飛ばせ、ベイトタックルの恩恵(ゴリアテ系のリップレスミノーにありがちな飛行中のくるくる回転の抑制)を活かしつつ着水点をピンポイントで決めます。
そしてドリフト。
ゴリアテハイ145F頭が下流に向くよう調整し、流芯からヨレに送り込んでいきます。
ルアーを必要以上に動かさず、流れに乗せる。
すると再び、
「ゴンッ!」
とバイト。
2匹目のシーバスがヒットしました。こちらは70cmクラスのスズキサイズ。

本流の流れに乗せて走らせてみましたが、このサイズでは、まだまだ子どもをあやすかのような余裕があります。
シーバスを2匹釣って感じたキャプチャー1711H-SB/2
今回、河川でシーバスを2匹釣ってみて、一番強く感じたのは、
「シーバスを釣るには明らかに強い。それなのに、手持ちの王道シーバスプラグを軽快に扱える」
ということ。
正直、普通のシーバス釣りだけを考えるなら、もっと軽くて柔らかいロッドのほうが快適です。
特に10~20g程度のルアーを中心に使うのであれば、1711H-SB/2はオーバースペック。
これは間違いありません。
しかし、
- 大型シーバス
- ビッグベイト
- 太いPEライン
- 強引なファイト
- 根ズレが怖いポイント
- 大型魚が混じる河川
こういった状況になると、この「強さ」と「適応ルアーウェイト」が大きな武器になります。
1711H-SB/2のメリット
今回の実釣で感じたメリットをまとめます。
① とにかく安心感がある
つまり、大型魚が掛かっても対応しやすいということ。
魚を掛けた後の安心感はかなり高いです。
ロッドが負ける感じがほとんどありません。
大型シーバスが掛かっても、かなり強気にファイトできると思います。
② ルアーのキャストに余裕がある
僕的には、これがこのロッド最大の魅力。
10~100gという非常に広いルアーウェイトに対応。
今回使用した95mmクラスのルアーでも軽快にキャストできます。
これはかなり大きなメリットです。
逆にデメリットは?
もちろん、万能というわけではありません。
一番のデメリットは、
シーバスだけを釣るには強すぎること。
10g前後の軽量ルアーを中心に使う釣りでは、ロッドのパワーを持て余します。
また、自重175gなので、一般的なシーバスロッドと比較すると軽量ロッドではありません。(Shimano Fishing)
一日中10~15g程度のルアーを投げ続ける釣りなら、もっとシーバス専用に作られたロッドのほうが快適でしょう。
こんな人にはキャプチャー1711H-SB/2がおすすめ
個人的には、次のような人にはかなり面白いロッドだと思います。
・軽量プラグからビッグベイトまで一本でやりたい人
ウェーディングスタイルにももってこい。
・落ち鮎がらみの河川で大型シーバスを狙って獲りたい人
落ち鮎が絡んだリバーシーバスシーンにおいてこのロッドの強さと汎用性の高さは大きな武器になります。
当地域の落ち鮎パターンは、アユが流れてくれれば文句なしでビッグベイトが効果てきめんなのですが、そうじゃない時間(アユ以外のベイトを捕食しているタイミング、いわゆる混合ベイトパターン)って、結構シビアにルアーをローテーションして、その日その日のベストレンジ・ベストアクションを探っていく釣り方になるんですよね。
そんな時に、ルアーごとにロッドを持ち変えるか?と言われたら、とても面倒、ましてウェーディング中ならなおさら。(かつては僕はそうやってやってました…(笑))
そんな折に見つけたこのロッド!ここまで読んでいただけたら、「強い」+「器用」なこのロッドの面白さが浮かんでくるのではないでしょうか?^^
・シーバス以外の大型魚も狙いたい人
キャプチャーという名前の通り、シーバス専用ロッドではありません。
大型魚を相手にするフリースタイルロッドとして考えると、かなり用途が広がります。
まだ使っていませんが、磯でのルアーゲームにもよさそう。
まとめ|シーバスで使っても面白い「獲るためのロッド」
今回、キャプチャー1711H-SB/2を河川のシーバスで実際に使ってみました。
結果は、
アガケ95Fで1匹。
ゴリアテハイ145Fで1匹。
合計2匹のシーバスをキャッチ。
河川のドリフトという、どちらかといえば繊細な釣りでも十分に使うことができました。
もちろん、シーバスだけを考えれば、もっと軽くて繊細なロッドはたくさんあります。
しかし、
「大型魚を狙いたい」
「ビッグベイトも使いたい」
「だけど、軽いルアーも使いたい」
という人には、キャプチャー1711H-SB/2はかなり魅力的なロッドだと思います。
今回使って改めて感じたのは、
「釣るためのロッド」というより「投げて、かけて、獲るためのロッド」
だということ。
シーバス専用ロッドとは違う方向性ですが、その強みを理解して使えば、河川シーバスでもかなり面白い一本です。
これからさらに大型のシーバス狙いやビッグベイトなどでも使い込んで、キャプチャー1711H-SB/2の本当の実力を探っていきたいと思います。


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